結婚相談所での活動に学歴は影響する?
結婚相談所において、ひとつのステータスとして「学歴」というものがあります。学歴は婚活において影響するものなのでしょうか。近年はあまり学歴が重視されませんが、男性は高学歴だと就職に強く、転職のキャリアアップなども有利になります。そこで今回は、婚活における学歴について解説します。
結婚相談所での活動に学歴は影響する?
結婚相談所では、男性の学歴は影響が出やすい傾向にあります。しかし、あくまで「傾向」であり、すべての女性が学歴を求めているわけではありません。
大卒男性の場合、高卒男性の2倍の成婚率
では、どの程度大卒のほうが有利なのでしょうか。ある結婚相談所の調査によると、大卒男性は高卒男性の約2倍成婚率が高くなりました。不利なことには間違いありませんが、決して絶望的な数値ではありません。
そもそも、人は同程度の知能の人同士でなければ意思疎通が難しいといわれています。2022年の調査では大学に進学した人は56%以上。進学率は年々上がり、男女とも50%を超えているため、大卒同士の結婚が増えていると考えられます。
学歴は影響するが、絶対的なものではない
大卒男性の成婚率が2倍というのは、無視できない影響力です。しかし学歴に代わる能力、魅力があれば十分に対応できる格差といえるでしょう。学歴がなくても、社会的に成功している人はたくさんいます。
一緒にいて楽しいなど、人間的に魅力のある人もたくさんいます。学歴以外でアピールできる部分を強調すれば良縁に恵まれるでしょう。
高学歴の定義
では、高学歴の定義とは何でしょうか。かつて大学進学率が高くない時代には、四年制大学に進学すれば高学歴という扱いでした。今では東大や早稲田、慶応など難関校といわれる大学を卒業した人が、高学歴と呼ばれています。
しかし高学歴の定義はあいまいで、人によっては四年制大学を卒業した人や、国公立大学を卒業した人などさまざまです。
なぜ高学歴の男性が好まれるのか
高学歴の男性が女性に支持されるのは、就職にとても有利だからです。難関大学には卒業者に大手企業の人材が多く、彼らの信頼とコネクションで有利な条件の求人が多数集まります。就職氷河期といわれた時代でも、難関大学なら就職に困らないことがほとんどでした。
就職後もキャリアを積みやすく、転職も有利になります。「しっかり安定的に稼げる」というのは、女性にとって魅力です。
高学歴の女性が好まれにくい理由
逆に、難関大学の女性は、男性から好まれにくい傾向があります。男性は競争意識が強く、自分がいちばん強くなければ安心できない傾向があるのは否めません。ただし、結婚相談所ごとに男性の好みも多様性があり、高学歴女性を求める人もいます。
全く気にしない人や、女性をサポートしたい男性もいます。同じレベルの話がしたい高学歴の男性もいます。大事なのは自分から積極的に動く姿勢です。動けば良縁に恵まれる可能性が上がります。
結婚相談所での活動で学歴以上に重視されるポイント
学歴は婚活で注目される要素のひとつですが、その理由のひとつは就職、転職に有利なところ。いわゆる「勤め人」の能力を測るスキルのひとつです。しかも近年は大学進学率が上がっているため、以前ほど学歴が大きなスキルにならなくなりました。
一緒にいて安心できる相手を
結婚生活でなにが一番大切かといえば、一緒にいて安心できる相手です。信頼できる、性格が安定している、裏切らないなど、人として大事な要素があることが第一です。結婚は恋愛ではないので、ドキドキワクワクするよりも落ち着く相手であることが大事です。一緒にいて緊張しない、自然体でいられる相手なら理想ですね。
価値観が比較的近い
結婚する人は趣味が近い、倹約家同士など、人生の価値観が近い人がよいでしょう。特に金銭的な価値観が違うと、結婚後の調整が大変です。一人が倹約家でも、もう一人が浪費家では家計管理が上手くいきません。高学歴、高収入の家でも浪費が多くて家計が火の車、というケースはたくさんあります。
必要最低限のコミュニケーション能力
高学歴男性はコミュニケーションを取るのが難しい気質の人がいます。高学歴であるにもかかわらず、コミュニケーション能力が足りていない人もいます。そのため、必要最低限のコミュニケーション能力は鍛えましょう。
たとえ発達障害があっても、最低限のコミュニケーション力があれば、十分な魅力を伝えられます。
まとめ
結婚相談所の活動で高学歴は影響しますが、絶対なければならないほどの要素ではありません。結婚で求められるのは安定した暮らしです。就職や転職に有利な高学歴者は求められる傾向があります。しかし、学歴がなくても「生活力がある」ことをアピールできれば問題ありません。
世の中にはいろんな需要があり、学歴を気にしない人もたくさんいます。結婚に大切なのはコミュニケーション能力と安心感です。これらがあれば、結婚後のトラブルも乗り越えて円満な家庭が築けるでしょう。